ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴォネガットの小説を楽しむためには欠かせない一冊 / 「チャンピョンたちの朝食」

1973年発表のヴォネガット7作目の長編小説。 ヴォネガットの小説を楽しむためには欠かせない一冊ではないでしょうか! チャンピオンたちの朝食 作者: カートヴォネガットジュニア 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/04/01 メディア: Kindle版 この商…

【アメリカの過去】と【親切】のおはなし / 「ジェイルバード」

「愛は負けても、親切は勝つ」 ジェイルバード (ハヤカワ文庫 SF (630)) 作者: カート・ヴォネガット,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1985/09 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (35件) を見る ヴォネガット9冊目…

「チャンピョンたちの朝食」の登場人物たち

「テイク・ア・リーク」(鏡を盗みにいく) 1972年の秋、 アメリカ中西部ミッドランド・シティでは、その地で開かれるアートフェスティバルでキルゴア・トラウトとドウェイン・フーバーの2人が出会う、「チャンピョンたちの朝食」はそんな物語です。 チ…

『ボコノンの書』を探せ!

『ボコノンの書』は、こんな文章ではじまっている。 「わたしがこれから語ろうとするさまざまな真実の事柄は、みんな真っ赤な嘘である」 ボコノン教徒としてのわたしの警告は、こうだ。 嘘の上にも有益な宗教は築ける。それがわからない人間には、この本はわ…

人間ってやつはいつの時代も懲りないよね / 「猫のゆりかご」

何度読み返したことだろうか? 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1979/07 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 148回 この商品を含むブログ (164件) を見る 1963年…

ローズウォーター家の地理まとめ

ローズウォーター家はインディアナ州の本家とロードアイランド州の分家に分かれています。 関連記事 ローズウォーター家の歴史まとめ きみがもしヒューマニストになりたければ、まずはこの小説を読んだら良い。 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを …

ローズウォーター家の歴史まとめ

ローズウォーターさんがたくさん出てきて訳がわからなくなった時のために。 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1982/02 メディア: 文庫 …

きみがもしヒューマニストになりたければ、まずはこの小説を読んだら良い。

「その秘密は、あの人たちが人間だということですわ」 - エリオット・ローズウォーターの妻シルヴィア ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売…