ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

「もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。」は50歳になる僕が読んでもためになった話

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僕は中古本で単行本を買って読みました。

 

 

「もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。」という本を読みました。

 

著者は、松浦弥太郎さん。

松浦さんは、1965年東京に生まれ、多くの著書を出している文筆家であり、古本屋を営み、「暮らしの手帖」の編集長もしていた方です。




結論、 50歳になる僕が読んでも、とてもためになりました。




僕が25歳の時、この本と出会えたら幾分もっと違った人生が過ごせただろうなというのが率直な感想です。

 

学校を卒業したあとは、会社勤めであれ、フリーランスとしてであれ、だれもが社会人として生きていきます。

 

では、社会人として大切なことは、何か。



「呼ばれる人になる」、「選ばれて声をかけられる人になる」ってこと。

 

「もう一度会いたいって人になる」ってこと。



そのためにはどんなことを考え、何に注意を払い、どんなことをしていくと良いのかを、やさしく、わかりやすく著者の松浦さんは教えてくれます。



この本を読みながら自分を振り返ると、こんなため息が出てきました。

 

「あぁ、出来ていなかったよなぁ。」

 

「なるほど、そういう観点で行動をするべきだったよなぁ」



だからこそ若い人には、この本を読んで勉強してほしいし、そうすれば人生いくぶん良くなると思うから。

 

とは言え、50歳になる僕だって、この本を読んでまだまだ挑戦していこうと思いました。

 

「なるほど、こういう考え方をすればよいのか!」

 

だから、若い人はもちろんのこと、どの世代の人が読んでも生き方に対するあらたな気づきを得ることができる一冊でしょう。

 

まだ高校生の我が息子にも読むことをすすめています。

 

お父さんのような人生を繰り返してもらいたくないからね。



社会人としての生き方に悩んでいるすべての人におすすめしたい一冊です。





松浦さんが挙げている「50のやりたいこと」の中で特に心に刺さった3選

 

1,『本は1冊』

 

50のやりたいことのうちの7番目。

わたしたちは常に取捨選択の連続です。選ぶ訓練というのを常日頃からしなさい、というお話です。選ぶ訓練として著者の松浦さんが勧めているのは「自分が何が好きで、なにに感動したのかをメモしたり、記録しておく」こと。これ自体は特段目新しいことではないですが、選んだ理由に自覚的になるってことはとても有意義だと思います。

ブログを書くとき、副業をしようとするとき、独立しようと考えたとき、ほぼ必ずでてくるのが自分の好きなことをやるってこと。でも、この自分の好きなことってなんだろうってことにものすごく悩んだりしませんか。常日頃から、なぜこれを選んだのか、なぜ好きなのかということに自覚的になりメモに残しておくと、自分の好きなモノがだんだんと明確になってくるのではないかと思います。そんな気づきを得ることができました。



2,『小さな約束こそ守る』

 

50のやりたいことのうちの20番目。

著者の松浦さんは、この章の冒頭で「約束とは、、人を喜ばせるものだと考えています」と述べています。また「約束できることがすばらしいことだと思います」と述べています。

なるほど、「約束」をそんな風にとらえることができるんだって心に刺さりました。

僕も社会人なりたてのころ、法人営業をやっていましたが、相手企業の担当者よりこれこれ頼むと言われ、いついつまでにやりますと交わしたときはなんだかうれしかったことを思い出します。そもそも、信用されていなければ約束すら交わしてもらえないわけですから、約束できることはすばらしいっというのもなるほどと思いました。

では、信用される人になるには、ということについても本書のなかの随所で松浦さんが述べていますのでぜひ読んで見てください。

 

3,『ラクしてもうけない』

 

50のやりたいことのうちの37番目。

「若くてお金がないと、もうけ話にふらふらと近寄ってしまう気持ちはわかります」と述べていますが、これ若さとか関係ありません。「タダより高いものはない」、「自分が好きではない仕事はやるべきではない」、「お金儲けや、人に称賛されることだけが目的ではない」などこの章のなかで著者の松浦さんが力強く警笛を鳴らしています。この章だけでも若いときに読むことが出来ていればこんな惨めな思いをしなかったであろうと思います。

 

僕の惨めな思いはこちらの記事でご覧いただけます(興味ないと思いますが、念のため)。

boohoo-boole.hatenablog.jp


松浦さんが挙げている「50のやりたいこと」の中で特に心に刺さった3選でした。

繰り返しになりますが、若い人はもちろんのこと、どの世代の人が読んでも生き方に対するあらたな気づきを得ることができる一冊だと思います。

 

みなさんもぜひ本書を手に取り、50のやりたいことのうちどの項目が1番心に響いたか紙に書いて自分の人生に活かしてみてください。本書を読まなかった人生とは違った人生にきっとなるはずです。

 

 

 

おわり。