ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

『ボコノンの書』を探せ!

『ボコノンの書』は、こんな文章ではじまっている。 「わたしがこれから語ろうとするさまざまな真実の事柄は、みんな真っ赤な嘘である」 ボコノン教徒としてのわたしの警告は、こうだ。 嘘の上にも有益な宗教は築ける。それがわからない人間には、この本はわ…

人間ってやつはいつの時代も懲りないよね / 「猫のゆりかご」

何度読み返したことだろうか? 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1979/07 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 148回 この商品を含むブログ (164件) を見る 1963年…

ローズウォーター家の地理まとめ

ローズウォーター家はインディアナ州の本家とロードアイランド州の分家に分かれています。 関連記事 ローズウォーター家の歴史まとめ きみがもしヒューマニストになりたければ、まずはこの小説を読んだら良い。 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを …

ローズウォーター家の歴史まとめ

ローズウォーターさんがたくさん出てきて訳がわからなくなった時のために。 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1982/02 メディア: 文庫 …

きみがもしヒューマニストになりたければ、まずはこの小説を読んだら良い。

「その秘密は、あの人たちが人間だということですわ」 - エリオット・ローズウォーターの妻シルヴィア ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売…

「デッドアイ・ディック」登場人物まとめ

人生にご用心! / 「デッドアイ・ディック」 - ブーフーとブールーのあいだ デッドアイ・ディック (ハヤカワ文庫SF) 作者: カートヴォネガット,Kurt Vonnegut,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1998/01 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を…

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(2022/02/19 更新) タイトルについて 大好きな小説は何か?と問われたら迷うことなくカート・ヴォネガット・ジュニアの『タイタンの妖女』をあげる。この小説の第一章のタイトルが「ティミッドとティンブクツーのあいだ」だ。この章タイトルからヒントを得…