ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

ローズウォーター家の歴史まとめ

ローズウォーターさんがたくさん出てきて訳がわからなくなった時のために。

 

 

 この物語にでてくるローズウォーター家の歴史、系図をまとめてみました。

小説を読むときの参考になれば幸いです。

 

ローズウォーター家、インディアナ州の本家とロードアイランド州の分家

f:id:spring_2014:20140509221818j:plain

まずはインディアナ州の本家とロードアイランド州の分家の系図です。

ローズウォーター財団初代の総裁であるエリオット・ローズウォーターに果たして子どもはいるのか?このままでは財団総裁の地位そして財産が分家のフレッド・ローズウォーターに移ってしまうかもしれない!!!さてはて、、 

 

 

ローズウォーター家の始祖

 

ところで、物語の中ほどに「ロードアイランド州のローズウォーター家年代記。メリヒュー・ローズウォーター編」という原稿をフレッド・ローズウォーター(あわれな保険屋)が見つける場面があります。その原稿によると、ローズウォーター家の一族の始祖はジョン・グレアムという男であり、出所はイギリスコーンワル(コーンウオール)半島沖のシリー諸島であると書かれています。

 

f:id:spring_2014:20140509221834j:plain

 

1645年 

ジョン・グレアム(後にジョン・ローズウォーターと名乗る)、清教徒革命を逃れてきたチャールズ王子、後のチャールズ二世を護衛する一隊に加わりコーンワル半島沖のシリー諸島の一つセント・メリー島に到着した。

以来、彼はここに住み着き、7人の息子と6人の娘をもうける。

その中の三男フレドリックロードアイランド州のローズウォーター家の直系の先祖となる。

フレドリックの息子ジョージはローズウォーター家ではじめてシリー諸島を離れロンドンに向かう。

  

1732年

ジョージの二人の息子のうち、下の息子ジョンが新世界(アメリカ)ジョージアへ調査旅行に向かう。

1742年

ジョンはスペイン軍を相手にブラッディー・マーシュの戦闘で重傷を負う

 

さて、1700年代半ばってどんな時代かといいますと、アメリカ独立戦争の前、アメリカがまだ植民地だった頃の話です。

実は、フレッドが見つけた原稿はここまででした。え~なぜ?小説を読めばわかりますのでお楽しみに!

 

このあとローズウォーター家についての記録は約100年後の南北戦争(1861年 - 1865年)の頃の話まででてきません。そう、あのノアとジョージの兄弟の話です。この空白のおよそ100年のあいだのローズウォーター家についてはおそらくあわれな保険屋フレッドが見つけたあの「ロードアイランド州のローズウォーター家年代記。メリヒュー・ローズウォーター編」に記されているだろうと思われるのですが、、、。残念です。

 

おそらくジョン(スペイン軍との戦いで負傷したジョンです)がそのまま新世界(アメリカ)で植民地開拓をしながら子孫を残し、その子孫が、あるいはそのまた子孫がノアとジョージの兄弟を産んだものと思われます。そしてそこからインディアナ州の本家とロードアイランド州の分家に分かれていく。

 

こうしてみますと、「ロードアイランド州のローズウォーター家年代記。メリヒュー・ローズウォーター編」のなかでフレドリック・ローズウォーターロードアイランド州のローズウォーター家の直系の先祖となってますが、きっとインディアナ州のローズウォーター家の先祖にもなるのではないかと推測がされますし、さらにはジョン・グレアムインディアナ州のローズウォーター家の始祖でもあることになろうと思われます。

 

つまり、すべてはジョン・グレアムから始まったんだ、と。

 

 

 

なんだか、たくさんのローズウォーターさんがでてきましたね。こんがらがってないですか?系図を見ながらゆっくりと追ってみてくださいね。

 

ローズウォーター家の歴史についてまとめはいったん終わります。

次はローズウォーター家の地理についてまとめてみたいと思います。

 

 

 関連記事