『ボコノンの書』を探せ!
『ボコノンの書』は、こんな文章ではじまっている。
「わたしがこれから語ろうとするさまざまな真実の事柄は、みんな真っ赤な嘘である」
ボコノン教徒としてのわたしの警告は、こうだ。
嘘の上にも有益な宗教は築ける。それがわからない人間には、この本はわからない。
- 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/07
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 148回
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「猫のゆりかご」が読む人を魅了する要素の一つ(あるいはすべて)に、物語のなかにでてくるボコノン教という宗教およびその教え、独特のボコノン教用語にあるといえよう。そのボコノンの教えが書かれている書が『ボコノンの書』です。
「猫のゆりかご」を読み終えたとたん読者のほとんどが、実は自分はボコノン教徒なのではないかという思いにかられ、『ボコノンの書』があればぜひ手にいれたいと思ったのではないでしょうか?
というわけで、『ボコノンの書』をネット上で探してみましたところ、あります!あります!あります!
そんななかから今回は厳選3サイトを紹介してみたいと思います。
1、偽書収蔵庫
→ http://www.geocities.jp/nokibasouichi01/page022.html#lcn001
「猫のゆりかご」から「ボコノンの書」の記載だけを抜粋してまとめたサイトはいくつか存在し、ここで紹介するサイトもそのうちの一つです。特にこのサイトでは「偽書収蔵庫」というカテゴリーの中で「ボコノンの書」を紹介しているところが面白いと思ったのでピックアップしてみました。
なるほど、物語の中にのみでてくる、実際には存在しない架空の書というくくりは面白いですね!
参照 「偽書収蔵庫」トップ
2、ボコノン教のひろば
→ http://bokonon.gozaru.jp/index.html
ハヤカワ文庫版カバー表紙(和田誠)へのオマージュに満ち溢れたトップページがとても素敵なサイトです。
ボコノン教についてはサイト運営者のコメントを交えながらまとめられています。素敵なサイトゆえにサイトの更新が最近なされていないのがとっても残念です。
私がいちばん気に入ったのが、「ボコノンなことば」というページです。更新ボタンを押すたびに作品中の名言がでてきます。これぜひやってみてください。
3、MATSU★BOCKRIN:Report: 「猫ゆり」在廊日
→ http://matsubockrinn.seesaa.net/article/152031587.html
ついに、ついに、「ボコノンの書」を見つけた!?
イラストレーター松並良仁さんという方が書かれた「ボコノンの書」表紙です。
すごい!
これは2010年【老若男女世界文学選集vol.3「猫のゆりかご」を描く】という展示会のときの作品。そもそもこのような展示会があったんだという驚きも同時に感じました。こんど同じような展示会があったらぜったいにいきます!
ほかにはどんな作品があったのかな!
まとめ
いかがでしたか?
いずれも着想がアイデアがとってもおもしろいと感じました。
また「ボコノンの書」に関して面白いサイトがあれば紹介したいと思います。
- 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫
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