ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

あなたの1番大切な人(#1ヶ月書くチャレンジ DAY16)

 

 



母は、遠く離れたところにすんでいる。僕が高校卒業と同時に家を出たからだ。

それ以来、年に1度会うか合わないか、3ヶ月に1度電話で話をするかしないかっていう感じ。

 

僕が中学生や高校生の頃には、母のことが嫌いだなんていう感情なくはなかった。

けんかもしたり、頬をぶたれたりしたこともあった。けれど、なぜそんなことになったのかまったく覚えていない。

 

中学生の頃だったと思う。自分で服を買いに行ったときがあった。確か宿泊学習の時に着る服を買いに行ったのだと思う。中学生だし、やっぱりすこしは格好良くみせたかったという当時の気持ちはなんとなく覚えている。買ってきたのは白いセーター。それを見てお母さんは、「なんでそんなすぐ汚れてしまう服を買ってきたの!」なんて言ってきた。僕のおしゃれしたい心をちっともわかってくれない、って僕はすねて、結局その服は着なかった。

 

高校時代は、毎日弁当を作ってくれた。当時は、これまた当然のごとく感じていたし、なんだったら内容に文句すらつけていたこともあった。

今、妻が高校生の息子のために毎日弁当を作っている。すごいって思う。面倒くさいって思ったらできない。息子のためだからきっとできるんだと思う。お母さんもきっと、僕のことを思って毎日弁当を作ってくれていたんだろうと思うと母の愛を今感じるのであった。

 

社会人になってからも、僕のことを気にかけ続けてくれた。

 

僕のことを無条件で気にかけてくれる存在として母がいる。

 

僕も母のことを最後まで見守ってあげたい。

 

この世界に僕を生んでくれた人だから。

 

だから、僕は自由な時間を求めて文章で稼げるようになりたいって思っている。