ブーフーとブールのあいだ

between boohoo and Boole

『会社は無理ゲー』って本を読んで自分の得意なことを見つけたってお話

 

副業、独立、を考えたとき、まず最初にでてくるのが自分の得意なことをやりましょうというアドバイスだと思いますが、いかがでしょうか。

 

とは言え、「自分の得意なことってなに?」

 

これが分からないから困っているんだよね。

 

そんな問題に終止符を打ってくれた本と出会いましたので、今日はこの本を読んで自分の得意を見つけたお話をしていきます。

 

 

著者の堀田さんはこの本の中で、会社勤めが合わない人はいるよって言ってくれてます。こう言ってくれるだけでも、会社勤めが嫌な僕にとっては心がラクになります。

 

自分は会社員に向いているのかいないのか悩んでいる方もいらっしゃると思います。そういった方のために、本書では「会社員に向かない人の特徴」を10項目あげています。ここであなたが会社員に向いているか向いていないかチェックしながら考えることができます。

 

とは言え、俺は会社員に向いているっている人が、『会社は無理ゲー』なんてタイトルがついている本なんてきっと読まないと思いますが、、、。

 

ただ、会社員に向いていないからといって落ち込む必要は全然ありません。

 

著者が言うには、『「会社員」と「独立」は、「上下の関係」ではなく、「どちらが合うか、合わないか」といった、ある種「並列の選択肢」にすぎ』ないってことだからです。

 

そうは言っても「独立」というのは不安ですよね。

 

こうした不安にも著者はこの本で答えてくれています。

「独立」を選択した場合にでてくるであろう問題、「仕事」、「お金」、「時間」、「人間関係」、「メンタル」について、著者自身の経験を元にあらかじめ知ることができるっていうのがこの本のいいところです。

 

まさに「先達はあらまほしき事なり」的な本です。





細かいことでも、人よりちょっとできることっていうのが得意なことにつながるという話

 

さて、「独立」するとして、どんな仕事をしていこうか、という問題があらわれます。

 

筆者の答えはこうです。

 

「私は、この「得意」と「好き」と「貢献」の3つが重なる仕事をすることが、「独立」を成功させ、楽しく、長続きさせるコツだと、独立して15年経ったいま、しみじみと実感しています。」

 

「得意」、「好き」、「貢献」、この3つのワードは独立を考えようとしたときには必ずでてくるキーワードですね。



何か副業をしようと考えるときにも出てくる。



でも、冒頭で述べたとおり、「自分の得意なことってなに?」ってことが問題が必ず浮かび上がってきます。

 

よくあるのが、時間を忘れて夢中になったこと、人からすごいねっていわれたこと、などが自分の得意なことにあてはまるっていう説明。

 

僕も、これまで「自分の得意なこと」ってなんだろうってことはいろんな本を読みながらよくよく考えてきましたが、いまひとつしっくりきたためしがありません。



『会社は無理ゲー』本では、得意の探し方をつぎのように教えてくれます。

 

「得意なことは小さなプロセスで探す」

 

著者の堀田さんによりますと、僕は営業が得意、マーケティングが得意、、これでは大きすぎると言うんですね。

 

もっと細分化しなさい、と著者は教えてくれます。 

 

 たとえば、営業のなかでも「プレゼン」が得意だ。

 

「資料作成」が得意だ。

 

「他者のモチベーションアップ」が得意だ、という具合に。



そしてここでの「得意」は、「絶対的なものではなく、他者と比較したうえでの、相対的なもの」と捉えることが重要であると述べています。

 

細かいことであっても、人よりちょっとできたりすること、あるいは『同僚や後輩を見て「なんでこんなこともできないの?」』という捉え方をすると、何か自分でも得意なことがありそうだと思いませんか。




「自分の得意なもの」探しをしていたら日本経済を救いたいという気持ちにまでなった。

 

ここまで読んできた僕は、こんなことに気づきました。

 

教え方、人の育て方が下手な人がほんと多いよねってことに。

 

僕は、レストランで仕事をしています。

 

ブラックだ、いつも人が足りない、なんて言われる飲食業界です。

 

人が足りていないというのは、僕が勤めているお店でも当てはまっています。

 

もちろん、人不足問題なんてないお店もありますよね。

そのお店で働きたいって人が多くて募集もめったに出ず、そこで働いている人も希望通りのシフトに入れないっていうお店のお話も聞いたことがあります。うらやましい。

 

僕が勤めてきた会社には、段取り悪かったり、ちゃんと出来ていなかったり、間違ったことをしてしまったときだけダメ出しをし、出来ているときには何一つ声をかけない、そんな店長、社員、先輩がたくさんいます。

 

できていることに対してもっと褒めてやろうよ。承認してやろうよ。

そうすれば、あっ、なるほどこうすれば良いんだなって思ってくれるし、次も同じ行動をしてくれる。それをまた承認してあげる。その繰り返しで自信をつけてもらう。

 

僕は、いつもそんなことを思ってスタッフさんに声をかけています。

そして、店長を任されていたときにはこうしてスタッフさんを増やしてきました。

 

こうして考えてみると、

あれっ、これってもしかしたら僕の得意なことなんじゃね。

 

新人スタッフさんに対して、ダメ出し、注意ばかりして、飲食業界のブラック度合いを深めている人が多い中で、僕は、人ができていることに対して承認をしてあげたり、いいいねって言ってあげることができる。

 

人を育てる場面において、承認すること、褒めること、が他の人より僕はできる。

ってことは、それが得意なことだ。

 

この得意なことを広げることができれば、

 

もうお店に行きたくなくなっているバイトの子に、バイトに行きたいって思わせることができると思うし、

 

会社が怖くてもう行きたくないという悩みを減らして、会社に行きたいっていう気持ちを増やしていけるかもしれないし、

 

採用しては辞められ、採用しては辞められ、といった不経済から脱却できれば、飲食経営に間違いなくプラスになるし、ひいては日本の経済にもプラスになると思う。

 

褒める、承認する、ってことはこんな大きなことにもつながるのではないだろうか。

 

褒める、承認するってことが人々に定着し、嫌な思いをせずにみなが仕事ができる、そんな社会を作っていくことを仕事にしていきたいと閃きました。

 




こんな感じで、

 

 

僕は『会社は無理ゲー』本を読んで自分の得意なことを見つけ、やりたいことまでも見つけてしまいました、というお話でした。

 

 

 

つづく。